ネクタル（2009年生、母ピノシェット）

ネクタル（2009年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話において飲むと不老不死になると言われる黄金色の神酒」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したピノシェットが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦2勝2着1回。2012年のユニコーンステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレミアクラウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月1日、中7週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したアントニオピサに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルディエスに1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。