ケイツーペニー（2022年生、母クルスブランカ）

ケイツーペニー（2022年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+通貨名(英国の下位通貨単位)」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時9歳）と交配したクルスブランカが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は海馬沢明。主な勝ち鞍は2025年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、海馬沢明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

9月15日、デビュー戦は秋山稔樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2025年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、遠藤汰月騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で遠藤汰月騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリュウノシャモニーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のカッパ淵賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったタイセイルヴァンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月7日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンシーデイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1四（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったビスケットマリーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。