フェアリーランド（2013年生、母リターンケープ）

フェアリーランド（2013年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「カクテル名」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時12歳）と交配したリターンケープが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の3歳C1三。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月30日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は434kg。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、最後はジュリアスと並んで6着同着となった。

9月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下のアスター賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

11月28日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3歳（2016年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、カズノヴィグラスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月10日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、マイネルプレリーに半馬身交わされて2着となった。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の白鳥舘遺跡賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったコスモアストロに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中0週で迎えた9戦目は、3歳戦の米内浄水場シダレザクラ賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のホワイトマーベル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の一般社団法人アースメイト賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のグランドクルー賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のアルバ賞（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた14戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンシークイーンを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のかわさき夏まつり花火大会賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で南郷家全騎手（10戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で南郷家全騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジェベルベイリーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で南郷家全騎手（12戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で南郷家全騎手（13戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で南郷家全騎手（14戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月19日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で南郷家全騎手（15戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた22戦目は、八幡平市産業振興株式会社賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で南郷家全騎手（16戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月2日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で南郷家全騎手（17戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマーヴェラスデーを豪脚で3/4馬身差し切って2勝目を手に入れた。

10月10日、連闘で迎えた24戦目は、盛岡愛馬の会賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で南郷家全騎手（18戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。