ディラクエ（2005年生、母エミスフェール）

ディラクエ（2005年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。2007年にNARグランプリサラブレッド2歳最優秀馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したエミスフェールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方12戦4勝2着4回。2007年の全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に入った他、2007年の北海道2歳優駿(Jpn3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

成田春男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

5月16日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るメスナーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

7月4日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのスニッツェル賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエックスダンスから4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエックスダンスから1馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのルールオブロー賞（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレジンダイコに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るホウザンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

12月19日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イイデケンシンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

3月26日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアヤマトに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニックバニヤンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月4日、中5週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2009年）

8月12日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた11戦目は、NOSAI日高特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた12戦目は、ディープインパクト・プレミアム3（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。