ルトロヴァイユ（2017年生、母メジロシャレード）

ルトロヴァイユ（2017年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「再会(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したメジロシャレードが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2020年の立志賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、古川一弘によって5,616万円で落札された。

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月30日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月8日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグラスデスティーノに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3歳（2020年）

1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞フローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。17頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの汐留特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

12月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの立志賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルミュトスをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの東雲賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2021年4月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。