エスカイヤガール（1986年生、母アタゴリユウ）

エスカイヤガール（1986年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時6歳）と交配したアタゴリユウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）坂本牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月22日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は416kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

4月30日、連闘で迎えた2戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタカノパンジーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプレンデトワールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月5日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月13日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマリジョオーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月3日、連闘で迎えた10戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（1990年）

7月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（7戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシンコウブレッドをクビ差振り切って制した。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブシュウボタンを半馬身振り切って3勝目をゲットした。

1月26日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた31戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の御室特別（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。17頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。