ワンダーランド（2020年生、母クイーンオブハルカ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、前谷武志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会石川達絵によって2,860万円で落札された。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2023年）

1月20日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイダケを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマニエジェニーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月14日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたガーベランクイーン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のクロッカススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスタードラマーに半馬身届かず2着となった。

5月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、お月見スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた7戦目は、凩賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のヴィスコンティに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月27日、中4週で迎えた8戦目は、ジュウイチスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた9戦目は、シンビジウムスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のレムリアンシードに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（2024年）

1月17日、中3週で迎えた10戦目は、初鷹スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジゼルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、三ツ矢スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクアトロフォンテを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

3月8日、中3週で迎えた12戦目は、春疾風スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビップアクアに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月11日、中4週で迎えた13戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、ヤエザクラスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマロカオブジャガーに8馬身の差をつけて勝利をモノにする