セルケト（2019年生、母セルキス）

セルケト（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「古代エジプト神話の女神。呼吸させる者の意」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時10歳）と交配したセルキスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2022年の忘れな草賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中5週で迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘクトパスカルを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

4月10日、中8週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったアートハウスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月11日、中8週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったアーティットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたアレグロモデラート決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの戸畑特別（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したオオキニにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月12日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5月20日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月28日、連闘で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月6日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

10月14日、中9週で迎えた16戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5歳（2024年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた20戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月20日、中7週で迎えた21戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。