サンキューフライト（2008年生、母ユニオンワラダー）

サンキューフライト（2008年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ありがとう＋飛行」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時23歳）と交配したユニオンワラダーが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方39戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C3三。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月28日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

11月21日、中6週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた6戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた7戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月14日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったアルテリーベに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた9戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月2日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のナイチンゲールに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったストロングレグナムに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（6戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイウンルビーを圧倒的な末脚でアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

12月20日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月29日、中3週で迎えた22戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2四（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた24戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2四（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルコンコルドから1馬身差の2着となった。

3月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた28戦目は、周藤直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2二（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は松井伸也騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオウエイミステリーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた31戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（6戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月20日、連闘で迎えた32戦目は、ばら祭シリーズチャーミーふくやま（福山ダート1130m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた33戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松井伸也騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月3日、連闘で迎えた34戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松井伸也騎手（9戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた36戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（10戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた37戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（11戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1四（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた40戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた41戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（13戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた42戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（14戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた43戦目は、一般C1五（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた44戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（15戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた45戦目は、「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（16戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた46戦目は、一般C1五（福山ダート1130m 雨/不良）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。