ローテコスミオン（2005年生、母Princess Harlan）

ローテコスミオン（2005年3月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤い（独）＋清楚な（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のService Stripe（当時14歳）と交配したPrincess Harlanが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦0勝、地方31戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年のさざんか特別(B1-1)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月23日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月22日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

6月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

10月17日、中8週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月27日、中0週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のパラダイスブルーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月28日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴッドギフトサインにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったシーシャトーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月9日、中3週で迎えた14戦目は、祝!達郎・陽子ご結婚!!（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイブをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

7月26日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月4日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた17戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るシークルーザーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

12月5日、中4週で迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネヴァーワールドを上がり0位の末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

12月27日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた21戦目は、グレイトフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダンツクイックをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

2月11日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングサンディを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローランウィンキーに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

3月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リンゴキッドにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月10日、中2週で迎えた25戦目は、桜花特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたリンゴキッド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月24日、中1週で迎えた26戦目は、新緑特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で杉村一樹騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた27戦目は、皐月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉村一樹騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックバニヤンを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って優勝

5月29日、中1週で迎えた28戦目は、初夏特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉村一樹騎手（9戦4勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉村一樹騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒメツバキに2馬身の差をつけて7勝目をマークした。

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で杉村一樹騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネサブリナに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月25日、中3週で迎えた31戦目は、カンナ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で杉村一樹騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた32戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で杉村一樹騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ファインベルベットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月20日、中2週で迎えた33戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で杉村一樹騎手（14戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で杉村一樹騎手（15戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

10月17日、連闘で迎えた35戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で杉村一樹騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミウラフェニックスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、さざんか特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で杉村一樹騎手（17戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシルクイシュタールに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

11月28日、中3週で迎えた37戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、長崎街道小田宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた38戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 雪/稍重）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

6歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた39戦目は、ホープフルカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は杉村一樹騎手（18戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた40戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた41戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、唐津湾特別（佐賀ダート1750m 小雪/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた42戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、リゲル賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。