グランドノボル（1992年生、母ビクトリアレディ）

グランドノボル（1992年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアロングオール（当時6歳）と交配したビクトリアレディが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地18戦0勝2着2回、地方15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の一般C2。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

2月4日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったホウユウクラウンに詰め切れず、約15馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ナリタクレッセに半馬身交わされて2着となった。

7月29日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

9月9日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた16戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月4日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4歳（1996年）

1月7日、中6週で迎えた19戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、5歳（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月8日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、晴山幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた21戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシューワプリンスから半馬身差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンデンカからクビ差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本裕次郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のカミノガイセンをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

6月29日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、グローイングトロフィー（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトナミライデンに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月23日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた30戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本裕次郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本裕次郎騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本裕次郎騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた33戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。