パリッドキャリア（2021年生、母サンライズシェル）

パリッドキャリア（2021年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「南の海に棲む砂地に生息する美しい貝。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時18歳）と交配したサンライズシェルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はメイタイファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C2五。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

6月9日、デビュー戦は吉村誠之助騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

7月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

9月3日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた3戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の大船渡市観光物産協会賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアツキヤマトに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

3月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!宮城県の酪農応援賞（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメルティーショコラに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイミングハートに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリョウガに約10馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

9月6日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2024年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。