スラマティンガル（2006年生、母プリンセススキー）

スラマティンガル（2006年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「さようなら（インドネシア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時14歳）と交配したプリンセススキーが22歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地7戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、西村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって283.5万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月7日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は508kg。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキッズアプローズに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

5月3日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

8月1日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のダイバクフに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4歳（2010年）

9月5日、約12か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下の美唄特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。