アドマイヤマンボ（1996年生、母Fortunate Facts）

アドマイヤマンボ（1996年3月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時6歳）と交配したFortunate Factsが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝、地方6戦1勝2着2回。1998年の全日本三歳優駿(G2)に勝利した他、1999年のグランシャリオカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月18日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のサブリナアローに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングオブサンデーから2馬身差の2着となった。

12月29日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G2の全日本三歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーサーベルをハナ差制して重賞ウィナーの称号を掴み取った。

3歳（1999年）

2月7日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

6月16日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイシーズンからハナ差の2着に甘んじた。

10月2日、中9週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月13日、中0週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、霜月ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4歳（2000年）

9月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

9月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。