ケイアイグランジャ（2001年生、母サラトガワールド）

ケイアイグランジャ（2001年7月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋偉大さ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したサラトガワールドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月25日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3月13日、中6週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月1日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチョウカイロイヤルにハナ差届かず2着となった。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカオリニートを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で二本柳壮騎手（7戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

4歳（2005年）

1月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。