ホメテノバスコ（2013年生、母ツーツーエイプリル）

ホメテノバスコ（2013年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「褒めて伸ばす子」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時8歳）と交配したツーツーエイプリルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）RUMIファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2十六。

経歴

デビュー前

当歳のとき、川島るみから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大狩部牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、藤枝眞澄によって237.6万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月27日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

3歳（2016年）

2月21日、中7週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

8月1日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、JA岩手ふるさとはとむぎ杯（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、スケッチにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、スターサンドに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレスプランドールに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。