ニシノレースメイク（2002年生、母トロピカルメイク）

ニシノレースメイク（2002年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋レースを作る馬に（母名より連想）」。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時16歳）と交配したトロピカルメイクが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月24日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したワンダーデビルを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月19日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサンエムワールドにハナ差届かず2着となった。

3歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイソールカラーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月6日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月19日、中5週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のフレンチムスメに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月24日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月18日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

4歳（2006年）

2月5日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

7月9日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月10日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5歳（2007年）

3月3日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

7月22日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた22戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、萩特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた24戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた26戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月16日、中0週で迎えた27戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、三峯山特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

6歳（2008年）

1月1日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

1月7日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた33戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、長瀞特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。