アイエフゴールド（1997年生、母ダイナバルカロール）

アイエフゴールド（1997年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時12歳）と交配したダイナバルカロールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

7月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、タカノバレリーナにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンアストロに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったサンキョウヘクターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた8戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のファーストメグミを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2001年）

3月3日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジンデンハナコにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西原玲奈騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエリモサファイアを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月28日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西原玲奈騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西原玲奈騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着に入った。