バリローチェ（2010年生、母ポトリザリス）

バリローチェ（2010年2月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アルゼンチン中西部リオ・ネグロ州南西部の都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したポトリザリスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,600万円（9万×400口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハッピーポケットを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が振るわず17着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3歳（2013年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月25日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月26日、中8週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2014年）

2月9日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

8月17日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

10月11日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

12月21日、中9週で迎えた12戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。