ダンシングイナリ（2007年生、母カミングチャンス）

ダンシングイナリ（2007年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングカラー（当時9歳）と交配したカミングチャンスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、地方22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋実から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

碇清次郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2009年）

11月23日、デビュー戦は松平幸秀騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラッキーゴーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のソラトブシーロに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のステップアップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のステップアップ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月9日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡瀬和幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ヒシカスタムに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月23日、中4週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた21戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4歳（2011年）

1月1日、連闘で迎えた22戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、オジンガー（原田和安）還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。