タイキマーシャ（2010年生、母ヤングエブロス）

タイキマーシャ（2010年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋バレエ『くるみ割り人形』の主人公名より」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時11歳）と交配したヤングエブロスが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったボストンビリーヴに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3歳（2013年）

1月13日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のメイショウアシタバをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

1月27日、中1週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月15日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた6戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着に入った。

9月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

4歳（2014年）

4月19日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

8月16日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい17着に終わった。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

12月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2015年）

1月11日、中3週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた19戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月22日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。