フジヤマキセキ（1999年生、母ファッションセンス）

フジヤマキセキ（1999年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時7歳）と交配したファッションセンスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方17戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上B3-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、藤本龍也によって892.5万円で落札された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月5日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったエストレーノに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

2月16日、中5週で迎えた2戦目は、G.ビエトリーニ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたユウキビバ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中6週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

8月11日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月21日、中0週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチカネセンヒメからハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2003年）

5月20日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユキジョウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月16日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた10戦目は、南淡・淡路人形特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイノライデンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月7日、中2週で迎えた12戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5歳（2004年）

2月12日、中6週で迎えた14戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた17戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

6歳（2005年）

1月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた18戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた19戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月23日、中3週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた20戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップシェーバーから2馬身差の2着となった。

4月27日、中4週で迎えた21戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた23戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、観音岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、一般B2（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月26日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた26戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、市房山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。