ミラクルチューン（2016年生、母シンワウォッカ）

ミラクルチューン（2016年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇跡+楽曲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したシンワウォッカが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は武牧場。2022年のフルダッシュオープン(一般A1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2019年）

6月5日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあじめ峡賞（a）（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るウインプラウドを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月10日、中8週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマートアテナにハナ差届かず2着となった。

2月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月6日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月27日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5歳（2021年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサツキマスを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月10日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6歳（2022年）

3月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、はりまや盃（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた21戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月4日、中8週で迎えた22戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、フルダッシュオープン（名古屋ダート920m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月15日、中3週で迎えた24戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のベイスプリント（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月20日、中4週で迎えた25戦目は、地方重賞の兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた26戦目は、豊田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、七五三特別（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、初雪特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7歳（2023年）

1月10日、中4週で迎えた29戦目は、迎春賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンドアラバスタをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

4月10日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、おひつじ座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた31戦目は、うしかい座特別（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた32戦目は、アルデバラン特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた33戦目は、夕森渓谷特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホヲユイットウに2馬身の差をつけて制した。

7月6日、中3週で迎えた34戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、穂高岳特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた35戦目は、藤撫子特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた36戦目は、ひるがの高原特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

2023年11月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。