セギレエルビエント（2022年生、母ビキニスタイル）

セギレエルビエント（2022年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風を追って(西)」。毛色は鹿毛。種牡馬のナダル（当時5歳）と交配したビキニスタイルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊坂重信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月25日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

3歳（2025年）

1月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったペイシャマリーンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシュレンに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月23日、中5週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月25日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、シホノペルフェットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったルークススペイにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたモーニングマジック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野極騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヴィンブルレーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野極騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバルダンツァに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める