ジュエリーバード（1994年生、母イチノトリ）

Jewelry Bird

1994.03.26

ジュエリーバード（1994年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時11歳）と交配したイチノトリが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田 一夫。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の長岡特別(500万下 牝)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,800万円（7.5万×240口）で一口馬主が募集された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

4月20日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた2戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、エイシンランプに交わされて3馬身半差の2着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったライヴジャパンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスナークウイナーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（1998年）

4月25日、約10か月の休み明けで迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のリンガスドリームに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月20日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシュンランに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

5歳（1999年）

4月10日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。