ブランニューカラー（1997年生、母クインチヨセー）

ブランニューカラー（1997年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアエロプラーヌ（当時12歳）と交配したクインチヨセーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は山本高義。戦績は、中央平地13戦1勝、地方16戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

9月10日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳戦のりんどう賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビューティフルデイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月21日、中3週で迎えた3戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、立冬特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（2001年）

5月12日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のマルイチテンドウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月24日、中3週で迎えた8戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンドハーブを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5歳（2002年）

2月3日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の伊丹特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた13戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のキヨミズサンに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月12日、中2週で迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6歳（2003年）

2月1日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた17戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた18戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

6月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた20戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた21戦目は、馬産地協賛ラベンダー特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のザアメリカンに1馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた23戦目は、高隈山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた24戦目は、オパール特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オートキングに交わされて3馬身差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上A2 B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスターユウシュンに8馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

12月7日、中2週で迎えた26戦目は、市房山特設（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上悦児騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8歳（2005年）

3月12日、約15か月の休み明けで迎えた28戦目は、ブラッドストーン特設（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。