トーセンムンク（2009年生、母トーセンアート）

トーセンムンク（2009年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したトーセンアートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地17戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月29日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘志でゴールまでタレずに走り切り、6着を確保した。

12月25日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2012年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

2月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた7戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月28日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のラッキーストームを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月16日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモアクセスに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月17日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4歳（2013年）

2月24日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦1勝）。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

8月11日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。14着に敗れた。

10月5日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（3戦1勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。