ナムラライジン（1995年生、母ラブリーナムラ）

ナムラライジン（1995年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のミホノブルボン（当時6歳）と交配したラブリーナムラが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地23戦3勝、地方8戦1勝。1997年の福島3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

9月7日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイロビンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はレディステラと並んで1着同着となった。

12月20日、中4週で迎えた7戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦2勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3歳（1998年）

6月28日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

4歳（1999年）

5月1日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

6月26日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた14戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリトミコバンブーを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5歳（2000年）

2月11日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゼンチキータに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月19日、約8か月半の休み明けで迎えた27戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見附正徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（2001年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、寒梅特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見附正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月14日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月25日、中9週で迎えた31戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は見附正徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。6着に敗れた。