フィールマイハート（2007年生、母フィールソーナイス）

フィールマイハート（2007年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私の心を感じて」。毛色は鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時10歳）と交配したフィールソーナイスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地18戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテンエイエスプリをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

7月31日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2011年）

3月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

5月8日、中8週で迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月29日、中2週で迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハノハノをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

8月13日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のエクセル浜松開設記念（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

5歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

3月31日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

12月23日、中7週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。