インカンターレ（2013年生、母マジカルウーマン）

インカンターレ（2013年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅了する、魔法にかける（伊）。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したマジカルウーマンが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月23日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2016年）

3月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

6月19日、中7週で迎えた6戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から35kg増やして迎えた8戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2017年）

3月20日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、一般C3九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた11戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3十三十四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた15戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた16戦目は、ブルームーン賞（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルケイエースを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月10日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた19戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブロンテに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月26日、中2週で迎えた22戦目は、オッズパーク杯（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた23戦目は、バウレンシス賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた24戦目は、ちゃぐぽんは滝沢市のゆるキャラです賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた26戦目は、キリン一番搾り岩手に乾杯賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したスタチューを差し切れず、1馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（13戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（14戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（15戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（16戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。