テイエムトキメキ（2000年生、母テイエムスコール）

テイエムトキメキ（2000年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ときめき」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したテイエムスコールが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地16戦1勝、地方5戦1勝。2003年のたんぽぽ賞(地方重賞)に勝利した他、2003年、2004年と霧島賞(地方重賞)で2回3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

9月15日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のハッピーホーラーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

12月1日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で牧田和弥騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のベルガモットシールに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3月16日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で牧田和弥騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で牧田和弥騎手（8戦2勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で牧田和弥騎手（9戦2勝）。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、地方重賞の霧島賞（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は牧田和弥騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

9月14日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（2004年）

7月7日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた16戦目は、えびの特別（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（13戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2005年）

1月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（14戦2勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた20戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（15戦2勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。