マイネルヘリオス（2006年生、母カリスタオパール）

マイネルヘリオス（2006年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋太陽（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のカリスタグローリ（当時18歳）と交配したカリスタオパールが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦4勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって556.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月12日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた5戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のニコチャンダイオーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、連闘で迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルヨグリンサンタに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

11月4日、連闘で迎えた7戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のフォーカスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月18日、中1週で迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモラヴチャンをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月27日、連闘で迎えた9戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は宮下瞳騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（3戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のおしどり特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた14戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。