フラワリングバンク（2002年生、母バンクシアローズ）

フラワリングバンク（2002年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「花咲く堤」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したバンクシアローズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の火の山特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は生野賢一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニシノウラシマに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月5日、中3週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（2005年）

2月5日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は生野賢一騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月1日、中6週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のストーンブリッジをクビ差制して2勝目を奪取した。

6月12日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は生野賢一騎手（4戦1勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に終わった。

7月17日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月17日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は生野賢一騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

4歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は生野賢一騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（7戦1勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエムオーウイナーを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

3月4日、中3週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

4月16日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は生野賢一騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（9戦2勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月5日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は生野賢一騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたケイエスストロング決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月27日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（11戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロードフュージョンに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月23日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（12戦3勝）。17頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で生野賢一騎手（13戦3勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月2日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で生野賢一騎手（14戦3勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5歳（2007年）

1月6日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で生野賢一騎手（15戦3勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

3月18日、中9週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で生野賢一騎手（16戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月13日、中7週で迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。