ヴァンドノワール（1996年生、母プリンセスデリーデ）

ヴァンドノワール（1996年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したプリンセスデリーデが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

5月9日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャシーズラブに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月28日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2000年）

1月5日、中4週で迎えた8戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したコールミーラヴにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月13日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったオースミアモールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月20日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月11日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

5歳（2001年）

2月11日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた17戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月17日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月13日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた25戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月15日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

6歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。