アイルトンバローズ（2008年生、母プリマ）

アイルトンバローズ（2008年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したプリマが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって2,100万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったグルーヴィクイーンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテーオーブユウデンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2011年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月27日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

4月30日、中4週で迎えた5戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。