プレミアムカイザー（1991年生、母コンコルドクラス）

プレミアムカイザー（1991年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時6歳）と交配したコンコルドクラスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地18戦3勝2着4回、地方11戦0勝。1998年の耶馬渓賞(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

12月11日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたマイダイアモンド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4歳（1995年）

2月4日、中7週で迎えた2戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1996年）

3月17日、約13か月半の休養明けで迎えた3戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月24日、連闘で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4月28日、中4週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたホッカイマティス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月29日、中6週で迎えた7戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネコンサートを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月21日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったマスグランドールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコマチヒロインに1馬身1/4の差をつけて制した。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のパワーワイドに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

6歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したプリンセスリーベにハナ差届かず2着となった。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は増井裕騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7歳（1998年）

5月9日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた20戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた21戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の荒尾・中津交流サラブレッドグランプリ（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞の中津王冠（中津ダート2180m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた24戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森田直哉騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（1999年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の中津大賞典（中津ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた26戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた27戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で櫻木英喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた28戦目は、地方重賞のサラブレッドチャンピオン（中津ダート2300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で櫻木英喜騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。