カノヤキャプテン（2008年生、母カノヤロマン）

カノヤキャプテン（2008年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カノヤの馬達のキャプテンになれるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時14歳）と交配したカノヤロマンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は青藍牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、シゲルシャチョウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルチョウカンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月9日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた10戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月24日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月26日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（2012年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた20戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月21日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた23戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、上郡赤松円心特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルタイクーンを猛烈な末脚で半馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

7月31日、中2週で迎えた24戦目は、たつの赤とんぼ特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったマンダリンレイに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた26戦目は、豊岡・コウノトリ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた27戦目は、川西きんたくん特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた28戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、加古川くつした特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月14日、中1週で迎えた29戦目は、千種川特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた31戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた32戦目は、大馬神杯（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2013年）

1月10日、中1週で迎えた33戦目は、オフィスハヤシカップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた35戦目は、ポイント還元オッズパーク特別（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（10戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったストロングノヴァに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上B1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた37戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた38戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、川西源氏特別（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた40戦目は、相生ペーロン祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月28日、中7週で迎えた41戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（12戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は瀬沢宙騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた44戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた45戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。