ウィーヴヒストリー（2020年生、母オーゴンカガヤキ）

ウィーヴヒストリー（2020年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歴史をつむぐ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時7歳）と交配したオーゴンカガヤキが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2024年の一般C13。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、チェスナットファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、吉田勝利によって825万円で落札された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

7月2日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

8月27日、中7週で迎えた2戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月3日、連闘で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

10月23日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

デビュー前

田口輝彦厩舎（笠松）へ入厩。

11月7日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、一般C19（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての8番ゲートからスタート。競走除外となった。

12月27日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、静岡の怪物鈴木暁結婚記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

4歳（2024年）

5月22日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアップテンポラーレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C14（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、コパノイノリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアップテンポラーレに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、夏風特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C9（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で深澤杏花騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ミュークカルムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、7月23日、萌華の誕生日記念3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったペプチドカンナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C5 C8（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、エンライに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、さば雲賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザスターオブチグサに8馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月11日、中1週で迎えた16戦目は、栗きんとん特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、FJC・pop後は任せた!（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で筒井勇介騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。