アドマイヤアロング（2008年生、母メインスルー）

アドマイヤアロング（2008年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋海外の名馬名（Ａｌｌ　Ａｌｏｎｇ）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時13歳）と交配したメインスルーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の田中宏尚・望月悠生誕記念(一般C15)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,625万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月3日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

8月28日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

12月7日、中9週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、田中宏尚・望月悠生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスタンシアを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2012年）

1月7日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、千両特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムセーラーを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

3月24日、中6週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したペルレンケッテを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月1日、中9週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5歳（2013年）

4月14日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に敗れた。

7月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、6着に入り込んだ。

8月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。