ポッドジゼル（2015年生、母スイレン）

ポッドジゼル（2015年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したスイレンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2017年のシャイニングフューチャー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小川眞査雄によって378万円で落札された。

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2017年）

8月4日、デビュー戦は増田充宏騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は459kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のデンパサールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のシャイニングフューチャー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のセイヴェルビットをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月11日、中6週で迎えた3戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦2勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月31日、中7週で迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3歳（2018年）

2月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は増田充宏騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

12月25日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、サンタクロース賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2019年）

1月22日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月4日、中5週で迎えた12戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。