カドーロ（1994年生、母パワーハウス）

カドーロ（1994年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時8歳）と交配したパワーハウスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小笠原隆。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方14戦1勝2着1回。1999年の朱鷺大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月8日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（1997年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月22日、中9週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったシロヤマボンバーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

9月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミナミノヌーボーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4歳（1998年）

10月10日、約12か月の休み明けで迎えた8戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた9戦目は、荒川特別（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた10戦目は、菅名岳特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の新潟記念（新潟(地)ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1999年）

4月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、八海山特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は熊木良介騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

4月17日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、谷川岳特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊木良介騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた14戦目は、越後特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊木良介騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた15戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊木良介騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた16戦目は、金北山特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊木良介騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターパレードから3馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、飯豊連峰特別（新潟(地)ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊木良介騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、地方重賞の朱鷺大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊木良介騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、福井慎也騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、板倉範明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアフロディーテを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

11月8日、中5週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。