アースタマチャン（2004年生、母シンギンザブルース）

アースタマチャン（2004年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時20歳）と交配したシンギンザブルースが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2-18 19 20。

経歴

デビュー前

1歳のとき、城地清満から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、名古屋ステーブルから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、松山増男によって525万円で落札された。

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月27日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月4日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

8月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた3戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月22日、中8週で迎えた5戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンワイを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月25日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2 14（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2-18 19 20（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダッシングディーバを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3月19日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた10戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、トワイライトドリーム賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた13戦目は、トワイライト・マース賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月25日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた15戦目は、一般C2三（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたスカイラン決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月16日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2十（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。