グラーダムリンダ（1989年生、母タカオリンダ）

グラーダムリンダ（1989年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時24歳）と交配したタカオリンダが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本直弘。戦績は、中央平地17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月29日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた2戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた3戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイティマヌーバーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグッドコネクションに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月5日、中1週で迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 小雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウフリートに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月20日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（9戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた15戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマルブツフォードを差し切れず、2馬身差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（11戦2勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた17戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。