ランスオブサウンド（2020年生、母アンジェラスキッス）

ランスオブサウンド（2020年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「音の槍」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時11歳）と交配したアンジェラスキッスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月28日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルカンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

3月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、キミノナハマリアに交わされて3馬身差の2着となった。

4月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり17着に終わった。

6月17日、中8週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

4歳（2024年）

1月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい18着に敗れた。

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2月18日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

3月3日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月12日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

8月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジョーメッドヴィン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

8月25日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月14日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。