ビッグギャンブラー（2008年生、母ファームカレッジ）

ビッグギャンブラー（2008年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「有名な賭博者」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時8歳）と交配したファームカレッジが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったトキノエクセレントにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

11月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプライドワンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

3歳（2011年）

1月8日、中5週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリンガスクリフに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

1月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

3月27日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月24日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

5月28日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカルミア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた11戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた12戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

9月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月10日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエフティシュタルクに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

12月24日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4歳（2012年）

1月22日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月6日、約8か月の休養明けで馬体重を前走からさらに24kg減らして迎えた20戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた21戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（8戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。