ホクリョーエンゼル（2001年生、母ホクリョーマーベル）

ホクリョーエンゼル（2001年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時9歳）と交配したホクリョーマーベルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田村和義。戦績は、地方39戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の立夏特別(一般B2三以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

栗原清厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2004年）

4月16日、デビュー戦は秋田実騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリトルカンナに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたセイントサンダース決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセレーネフォンテンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2005年）

1月4日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた8戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で秋田実騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユウコウローレルに2馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

2月8日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で秋田実騎手（8戦3勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で秋田実騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジャイロボールにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で秋田実騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のフレミッシュに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月11日、中3週で迎えた12戦目は、プリムラ特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で秋田実騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したトクノウィッシュにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で秋田実騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパトリオットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月2日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1二イ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で秋田実騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のセイワカシオペアに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、ルビー特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で秋田実騎手（14戦6勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のディープシャドーを3/4馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦の晩秋特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で秋田実騎手（15戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、トルコ石特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で秋田実騎手（16戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

5歳（2006年）

1月11日、中3週で迎えた18戦目は、初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で秋田実騎手（17戦7勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で秋田実騎手（18戦7勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた20戦目は、駿光特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で秋田実騎手（19戦7勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トムコリンズに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月17日、中3週で迎えた21戦目は、麗特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で秋田実騎手（20戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヨークタウンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3二（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で秋田実騎手（21戦8勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクラヤシマを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて9勝目を奪取した。

5月4日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の立夏特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で秋田実騎手（22戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブックオブケルズをクビ差振り切って制した。

10月4日、約5か月の休み明けで迎えた24戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は24戦連続で秋田実騎手（23戦10勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の鴻雁特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は25戦連続で秋田実騎手（24戦10勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は26戦連続で秋田実騎手（25戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の除月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた28戦目は、ひいらぎ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6歳（2007年）

1月10日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の水泉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋田実騎手（26戦10勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トップディアマンテに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月8日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の満作特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、カネマサスピーディにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、ハンデ戦の十六夜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた34戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のSPAT4賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、ハンデ戦のホオジロ賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた36戦目は、ハマシギ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

7歳（2008年）

2月5日、中8週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた38戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた39戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の南房総フラワーライン賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。