アイスクリスタル（2009年生、母コアレスブランカ）

アイスクリスタル（2009年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ヒマラヤ山脈で発見された水晶」。毛色は芦毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時12歳）と交配したコアレスブランカが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はコアレススタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月27日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3歳（2012年）

1月26日、中8週で迎えた4戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月22日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のサダムアンビションを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールデンツーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のサダムアンビションに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、スプリングスワンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、サダムアンビションに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月7日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のゴールデンツーを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

8月26日、中6週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。