セクシーザムライ（2004年生、母Powder）

セクシーザムライ（2004年2月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「セクシーな侍」。毛色は栗毛。種牡馬のDeputy Minister（当時25歳）と交配したPowderが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地33戦1勝2着4回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったスキマチェリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2007年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったイノチノアカリにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したアポインテッドボブを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマーシャルソングに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月1日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

12月16日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2008年）

1月20日、中4週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず最後はエフテーララーヤと並んで10着同着となった。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月10日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の香港賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルモントエースにハナ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2009年）

1月25日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

2月15日、中2週で迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

4月11日、中3週で迎えた23戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたトムトップ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月22日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた31戦目は、ターコイズスター賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグランドキーマンをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

6歳（2010年）

4月18日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた35戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。