キンコバン（2011年生、母ベンテンヒカル）

キンコバン（2011年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「金庫番」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したベンテンヒカルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、中央平地25戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2013年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

7月11日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヤマノラバーズに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月21日、中8週で迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（2014年）

4月12日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のあずさ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月23日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で国分恭介騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分恭介騎手（8戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着を確保した。

11月1日、中3週で迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた16戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた17戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

5月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月7日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月21日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（9戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた27戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。