ジュウオー（2000年生、母テルノクロユリ）

ジュウオー（2000年6月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「猛獣の王」。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時9歳）と交配したテルノクロユリが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

8月12日、デビュー戦は尾島徹騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングオブザヒルズにクビ差届かず2着となった。

10月14日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアストラルリンダに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

12月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3歳（2003年）

4月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のビッグニュースに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月17日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の清流賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオグリスキーを半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（4戦2勝）。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた18戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のハヤブサオチョウを3/4馬身振り切って4勝目を手にした。

11月12日、中1週で迎えた19戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた20戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったジークフィンガーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

2月5日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったイチブグレートにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中2週で迎えた24戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。